
工場の種類
一口に工場と言っても、食品工場や機械工場など作っている製品ごとに様々な種類に分けられます。自分が何に興味があり、どんな製品作りに携わりたいかをよく考えることが大切です。ここでは工場の種類ごとにその特徴を紹介します。

工場の働き方

食品工場での注意点
人の口に入るものを製造する食品工場では、どこも徹底した衛生管理が行われています。もし事故が発生した場合、食べた人に害が及ぶことはもちろん、工場を経営する会社にも責任が発生するためです。「異物混入で…

機械工場での注意点
よく「工場で指を切断する事故が発生」といったニュースが流れますが、工場で働く人にとっては決して他人事ではありません。厚労省によると、平成29年度に製造業で発生した死傷者は26,674人。前年度より…

繊維工場での注意点
ひとりで作り上げていくわけではない
繊維工場というと、どのようなものを生産していると思うでしょうか。今流行りの洋服などを作っているおしゃれなイメージがあるでしょうか。ひとことで繊維工場と言っても、そこで作られている製品は様々です。もちろん洋服などのアパレル製品を作っている工場もあれば、車のシートなどを生産しているところもあります。洋服などを作っている工場であっても、1着の洋服を一人で縫っているわけではありません。それぞれに役割分担があり、パーツごとに縫う担当が分かれているのです。縫いあがっていく工程をすべて見ているわけではないということは覚えておいた方がいいでしょう。慣れてくるとパーツ同士を縫い合わせて洋服にしていく最終段階を任されるようになりますが、初めのうちは小さなパーツ縫いや芯地貼りなどの前作業が多くなります。
外国人実習生と一緒に働くことも多い
繊維工場では、研修生と呼ばれる外国人実習生が働いていることが多いです。中国やベトナムといった様々な国から、仕事を学ぶために多くの人が日本に来ています。繊維工場というのは縫製だけでなく、出来上がった製品の検品や梱包と言ったことも行っています。検品はジャパンメイドの品質を保証する大切な仕事であるため、日本人が行うことも多いです。一方で、縫製技術を学ぶために来日している研修生は、縫製作業に従事することが多いです。商品を梱包して出荷するためには、日本語の読み書きが必要となるため、どうしても日本人が作業しなければならなくなるのです。縫製技術を学ぶために繊維工場で働きたいと思っても、日本人はミシンでの作業以外を任されることも多くなります。